2011/07/10

みやぎ

宮城県の岩沼おやこ劇場のコンサートに、行って来ました!
〜どんなにつらい時も音楽は、あなたに優しさと希望を与えてくれる…〜

岩沼おやこ劇場は、10年前!の2001年の冬にも呼んで頂いていて、
今回の話が決まった時から、再訪を楽しみにしていたのです。

しかし、3/11の震災の影響で、公演は延期か、
場合によっては中止かも…と、思っていました。

本来の会場の市民会館は、建物の補修のため使えず、
岩沼市内の他の会場も、様々な理由で借りることができず、
隣町の亘理町の、オープンしたばかりの児童センターを使わせて頂き、
岩沼おやこ劇場とストリングラフィ・アンサンブル共催という形で、
コンサートをすることができました!

亘理町児童センター
各地からの応援メッセージが

朝、仕込み(ストリングラフィのセッティング)をしていたら、
ぐらぐらっ…!おおおっ、地震が。
震度4。津波警報発令…。
会場は山の方にあるので、大丈夫でしたが、
お客さんが来られるかなぁ…と、気にしつつ、
準備+リハーサルを進めました。

みんなで作ってくれました
会場の近所の方から頂いた、お庭のラベンダー







まずは、未就学児向けの「for kids」コンサート、
心配をよそに、かなりの数の親子が集まって、
ストリングラフィの糸の間に座って、
ゆるやかな、ほっこりした時間が
流れていきました。
ストリングラフィ・キット、デモ中なう。

夕方の、小学生以上対象の「森の記憶」コンサート。
こちらも、大人の方にもたくさんいらして頂きました。
「アイネクライネナハトムジーク♪」

途中、お客さんの笑顔や、表情を見て、
今、自分がここで弾いていて、
それを聴いていて、観ていてくれている、たくさんの人がいて…

涙がこぼれそうになるのを、こらえつつ、
「届け」という気持ちで、演奏していました。
今日はありがとうございました
ほとんど不可能かと思われた、
この日のコンサートを、実現してしまった(笑)
担当の中村さんを始め、おやこ劇場のみなさんの情熱と想い、
そして、ご好意で会場を提供して下さった、
児童センターの館長さん、関係者のみなさん
ありがとうございました。
おやこ劇場の森さんの娘さん夫婦の経営するお寿司屋さんにて。美味っ!

駅まで見送りに来てくれて!なんだか親戚みたい(涙)

やはり、想い、エネルギーから、全てのことは実現するのだと、
改めて思いました!


……コンサートの前日、亘理町の海の方に連れて行ってもらいました。
この辺りは、被害が大きかったところだと聞いています…。

亘理町の荒浜地区

…こういった瓦礫の山が、たくさん。
でも、「瓦礫」なんてものは、元々なくて、
どれもこれも、誰かの必要なものや、大切なもののかけら。

それが、膨大な数となって、いくつもいくつも、
積み重なっていて…。

写真を撮ることもためらわれたけど、
車の中から、この1枚だけ、撮らせてもらいました。

スコップを持った人たちを見かけたり、
田んぼの中に、様々な物が転がっているところもあり、
まだまだ、人手やお金、色々な支援や時間が必要なんだと
感じました。

今日会ったみなさんが、そして、東北の、日本の人々が、
元気で、笑っていられますように。

仙台に向かう電車の中から。

コンサートをしていて、こちらも元気を頂きました!
「行って良かった」と、ストンと思いました。
本当にありがとうございました。
このご縁に感謝を込めて…。

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