〜どんなにつらい時も音楽は、あなたに優しさと希望を与えてくれる…〜 |
岩沼おやこ劇場は、10年前!の2001年の冬にも呼んで頂いていて、
今回の話が決まった時から、再訪を楽しみにしていたのです。
しかし、3/11の震災の影響で、公演は延期か、
場合によっては中止かも…と、思っていました。
本来の会場の市民会館は、建物の補修のため使えず、
岩沼市内の他の会場も、様々な理由で借りることができず、
隣町の亘理町の、オープンしたばかりの児童センターを使わせて頂き、
岩沼おやこ劇場とストリングラフィ・アンサンブル共催という形で、
コンサートをすることができました!
亘理町児童センター |
各地からの応援メッセージが |
朝、仕込み(ストリングラフィのセッティング)をしていたら、
ぐらぐらっ…!おおおっ、地震が。
震度4。津波警報発令…。
会場は山の方にあるので、大丈夫でしたが、
お客さんが来られるかなぁ…と、気にしつつ、
準備+リハーサルを進めました。
みんなで作ってくれました |
会場の近所の方から頂いた、お庭のラベンダー |
まずは、未就学児向けの「for kids」コンサート、
心配をよそに、かなりの数の親子が集まって、
ストリングラフィの糸の間に座って、
ゆるやかな、ほっこりした時間が
流れていきました。
ストリングラフィ・キット、デモ中なう。 |
夕方の、小学生以上対象の「森の記憶」コンサート。
こちらも、大人の方にもたくさんいらして頂きました。
「アイネクライネナハトムジーク♪」 |
途中、お客さんの笑顔や、表情を見て、
今、自分がここで弾いていて、
それを聴いていて、観ていてくれている、たくさんの人がいて…
涙がこぼれそうになるのを、こらえつつ、
「届け」という気持ちで、演奏していました。
今日はありがとうございました |
この日のコンサートを、実現してしまった(笑)
担当の中村さんを始め、おやこ劇場のみなさんの情熱と想い、
そして、ご好意で会場を提供して下さった、
児童センターの館長さん、関係者のみなさん
ありがとうございました。
おやこ劇場の森さんの娘さん夫婦の経営するお寿司屋さんにて。美味っ! |
駅まで見送りに来てくれて!なんだか親戚みたい(涙) |
やはり、想い、エネルギーから、全てのことは実現するのだと、
改めて思いました!
……コンサートの前日、亘理町の海の方に連れて行ってもらいました。
この辺りは、被害が大きかったところだと聞いています…。
亘理町の荒浜地区 |
…こういった瓦礫の山が、たくさん。
でも、「瓦礫」なんてものは、元々なくて、
どれもこれも、誰かの必要なものや、大切なもののかけら。
それが、膨大な数となって、いくつもいくつも、
積み重なっていて…。
写真を撮ることもためらわれたけど、
車の中から、この1枚だけ、撮らせてもらいました。
スコップを持った人たちを見かけたり、
田んぼの中に、様々な物が転がっているところもあり、
まだまだ、人手やお金、色々な支援や時間が必要なんだと
感じました。
今日会ったみなさんが、そして、東北の、日本の人々が、
元気で、笑っていられますように。
仙台に向かう電車の中から。 |
コンサートをしていて、こちらも元気を頂きました!
「行って良かった」と、ストンと思いました。
本当にありがとうございました。
このご縁に感謝を込めて…。
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